積極財政お株争い、れいわ・高井幹事長「特例公債法案、野党だけど逆に賛成するかも」、立憲・長妻さん「高療」高所得者引き上げであすの閣議前後に厚労省から急きょヒアリング

 「強い経済を実現する総合経済対策+補正予算案+あす決定の政府原案」で「サナプラン」とも呼ぶべき「中期5か年計画」のようになります。パワーポイントが得意そうな「大企業東京本社企画部員たち」の集団はきょうの議員会館では見当たらず、自民党政調審議会、総務会を通過しました。木曜日ながら吉村洋文代表も上京し、政府・与党政策懇談会も終わりました。吉村さんのSNSを見ると、万博の運営経費(土地分譲の収支とは別)が赤字になったら自腹をきれとの前段階の批判の反発で定数削減というようなことを言っている気もしてきました。

【自民・立憲国会対策委員長会談 きょう令和7年2025年12月25日(木)】
 梶山委員長が笠委員長に「2026年1月23日(金)召集」を伝えました。国会法第1条第2項「常会の召集詔書は、少なくとも十日前にこれを公布しなければならない」により、3連休明け1月13日(火)に衆参両院の議院運営委員会理事会の開催も内定しました。意外と、あっという間に来るという印象です。

【政府・与党政策懇談会】
 吉村代表は「令和8年度予算について、自民党、維新の会両党での建設的な議論に感謝します。高等学校の無償化、小学校の給食無償化の実現や、OTC類似薬等の薬剤自己負担の見直しなど、連立合意に基づく政策の成果を盛り込むことができた。そのうえで、市場の信認を確保するためにも、社会保障制度改革などの行財政改革や租税特別措置、補助金基金も含めた見直し、適正化、改革性を示していくことが大変重要だ」という趣旨の発言をしました。

立憲民主党
 きのうまでに、立憲の政調は次回1月7日と書きましたが、長妻昭さんが急きょ、あす「高額療養費の引き上げ(低所得者の一部は引き下げ)」を中心に厚労省所管予算のヒアリングをすることが決まりました。

【れいわ新選組・高井崇幹事長記者会見】
 れいわは、毎週木曜15時に「定例記者会見」を参議院本館内で高井崇幹事長がして、山本太郎代表らは「不定例記者会見」と銘打ち、予算通過時などに数日前から前日に告知して衆議院議員会館共用会議室で記者会見しています。

 きょうの高井幹事長は組織に関して、微増ながら参政党・国民民主党に大きく差をつけられた第27回参院選後にボランティアから意見を聞く、組織を再編するとしました。衆議院は9議席ですが、全11ブロックに「支局長」というものを置くとしました。小選挙区での議席確保が現実的でなくなったため、全ブロック勝利で9から11を目指していくという腹合わせが、党員も含めてできていると推測されます。「責任ある積極財政」の錦の御旗を「高市総理・片山財務相」にとられたのではないかとの筆者の質問に「国債を発行しても大丈夫だ。政府案はむしろ、非常に小粒。れいわは本物の積極財政、真の積極財政をめざす」と語りました。そのうえで、来年の「特例公債法案」(220閣法 号)は、「野党ながらも、逆に賛成することもあるし、しょぼいものであれば反対することもある」とフリーハンドを残しました。

 高井さんは「リサーチしながら訴える党」と国民民主党を暗に批判し、参政党など与党にすり寄る勢力が増えれば、野党としての対立軸を示せる余地に活路を見出す姿勢をにじませました。

 高井さんは、2019年9月、山本太郎代表、松尾匡立命館大学教授、立憲民主党の国会議員や大野知意・横浜市会議員(当時・立憲、現在は無所属)らの「マレーシア・シンガポール訪問団」に参加し、この場で山本さんと知り合い、代表・幹事長コンビとなりました。これについて、当時の立憲の枝野幸男代表は記者会見で「マレーシアは消費税を廃止して、失敗した国ですよね」との見解を示しました。高井さんは古巣を「立憲も情けない。中道勢力といっているけれども、立ち上げの原点である原発と安保は迎合している。原発の新増設は綱領も変えないといけない。あとから入ってきた人で、まったく新しい党をつくってどうする」と語りましたが、「党内で闘ってほしい」とし、野党内での勢力を分散させたいポジショントークも含まれていたようです。

 高井さんは「代表のおしゃべり会にも同行した。私の役割は、終了後の候補者説明会で、10人に1人ぐらいが残ってくれた。この中から来年の地方選立候補者が出てくる」とし「私も地元でおしゃべり会スタイルを30回やったが、特に炎上することもない」
と語り、函館ラ・サール高校から東大経済学部卒業ながら、中卒の山本さんに学ぶ謙虚な人間性を垣間見せました。

[写真]政府原案決定が迫る財務省法務省・皇居桜田門前から、きょう、宮崎信行撮影。

[写真]れいわ新選組定例記者会見をする同党幹事長の高井崇志さん、きょう、参議院本館で、宮崎信行撮影。

[写真]日本維新の会本部前に立つ筆者、大阪・心斎橋、おととし12月。

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