ことし1月31日に政治資金の透明化と構成員意思尊重の2法案(217衆法4・5号)を衆・政治改革特別委筆頭理事の小泉進次郎さんが提出したのは、「6期もやって議員立法がない」との分析がSNS上で拡散されたことを気にしたのは間違いないと思います。法案が成立しないどころか本人は盟友・石破茂総理から農相の後釜にこわれて閣内へ。そして総裁選に連敗し、防衛相の公職の肩書ばかり増えていきます。世襲議員でも自分の思うようにはなりません。国会は定数削減をめぐる「自民・維新連立合意文書12の矢」をめぐり、吉村大阪府知事の意向に忖度する異例の展開となっています。
【参議院本会議 きょう令和7年2025年12月3日(水)】
まず、先月18日に提出されたばかりの「令和6年度決算承認案」が速やかに審議入り。片山さつき財務相が「歳入が135兆円、歳出が123兆円で12兆円の剰余。13の特別会計は資料を見てほしい」と趣旨説明。高市早苗首相ら全閣僚に対する代表質問が行われました。九州で立憲民主党公認は2人当選しましたが、大分では吉田忠智さんが前回の補選とは逆に勝ちました。
選挙を所管する総務大臣の林芳正さんは第50回衆院選でポスター見守り料を労務費としたことを「事務所で鋭意精査中だ」と先送り答弁しました。
この後、「愛知・名古屋アジア競技・パラ大会特別措置法」(219衆法5号)が投票総数243、賛成230、反対13の賛成多数で可決し、成立しました。きのう、委員会での共産に加えて本会議ではれいわも反対するときた、当ニュースサイト報道とピッタリ同じ反対13となりました。
「改正保護司法」(219閣法3号)は投票総数243、賛成243、反対0の全会一致で可決し、成立しました。閣法(政府・内閣提出法案)の成立は6月20日(27日公布)以来およそ160日ぶり。
「改正ストーカー規制法」(219閣法1号)「改正DV防止法」(219閣法2号)も全会一致で可決し、成立しました。各々あかま二郎国家公安委員長、黄川田徹男女共同参画相が別々に答弁しました。
「NHK令和2、3、4、5年度決算承認案」は一括して採決され、投票総数243、賛成228、反対15で是認されました。
登壇報告した4委員長のうち3人は野党。
【参・決算委員会】
「令和6年度決算承認案」の趣旨説明のほか、会計検査院長は「海上自衛隊のP1哨戒機も検査した」とし特に問題なかったとの趣旨の説明をしました。
【衆議院・政治改革特別委員会】
伴野豊委員長のもと開かれました。
吉村・高市合意の「定数削減法案」は今週末に提出するとされています。
きょうは政治資金の法案が審議入りしました。
小泉さんが筆頭で提出し、発議者変更となっている「政治資金透明化法案」。野田佳彦さんや斉藤鉄夫さんが受け入れを本部と県連の48に修正したほうがいいとしているのはこの法案のことです。野田、斉藤提案を念頭においてか、勝目康さんは趣旨説明で「企業団体献金を受けることができる政党支部について、政党本部が指定した指定政党支部に限ることとしております」との修正案を述べました。この「217衆法4号委員会修正」と、労組狙い撃ちの意味合いのもある「構成員意思尊重法案」(217衆法5号)が自民案として議題になります。
そして、「217衆法21号」は量的上限を厳しくする内容で、提出者は立維有参社でした。このうち、社民党は党員代議士はゼロとなりました。
新しく提出された「219衆法2号」は国民民主党・公明党の2党で、量的上限規制の強化の内容です。成立済みの政治資金監視委員会設置法とはとくに関係ないようです。
そして「219衆法8号」が自民党・日本維新の会の与党案としておととい議長に提出され、きょう趣旨説明されました。内容は国会に有識者も含めて設置した合議制の組織が令和9年9月30日までに決めるという内容で、単なる先送りでした。なんじゃこりゃ。おそらく質疑答弁で、定数削減を優先すべきだからという答弁がなされると考えられます。
政治改革特別委は「2日に1回開く」が定例日と考えられていますが、今回は、あす8日(木)の午後1時20分から開いて審議することになりました。もちろん「削減法案」より以前に通過というのは到底無理だと考えられます。ハッキリ言って前代未聞のめちゃくちゃな展開です。
【衆・内閣委】
一般質疑でした。あすは、地域・こども・デジタル特別委も一般質疑をしています。きょうの内閣委は、とくにアナウンスされていませんが、経済財政の大臣、経済安全保障の大臣、それと国家公安委員長への質問が中心だったようです。議席とは別に国民民主党がしんがりで、午後4時42分から、官房長官も加わりました。
【衆・法務委】
改正保護司法は既に参で成立しましたが、衆ではきょう、仮釈放など更生保護や保護司をめぐる参考人からの意見聴取と、委員全員が挙手して質問できる形式の質疑がありました。「司法試験受験生」の肩書の参考人は、元暴力団員だそうです。
【参・厚生労働委】
「医療法改正案」(217閣法21号衆議院修正)の参考人質疑がありました。定例日は火と木の週2回だとされていますので、厚労省職員は出てこず、民間人と参議院議員だけで審議がなされました。既に補正予算案にも取り込まれていますが、法律も今国会で成立します。
【自民・国民税調会長会談】
開催されました。内容はわかりません。所得税の壁に加えて、県税・自動車税の環境性能割の停止でも、野党・国民の要望が実現する可能性があり、歴史的な年となりそうです。
●あすも衆議院憲法審査会、参議院内閣委員会などの審議が続きます。各委員会の「一般質疑」の質問通告を見ていると、政治空白の間も社会は動いているので、「タイ女児人身売買」「熊」「佐賀県警」「万博未払い」などずいぶん増えた印象があります。来週から3月までまた予算審議中心に戻っていきますから、処理しきれず年が暮れます。

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