総理はすでにG7サミットに到着していますが、参議院ではここ49年間で最も中国を向こうに回した「台湾のWHO年次総会オブザーバー参加を求める決議」が全会一致で、ウィズコロナの世界秩序を発信。
参議院本会議では6法律が成立。議員立法が多いので、すでに「令和3年法律80号」を超えており、あれ意外と制定法律多いなという印象です。
●衆議院本会議はなし
●衆議院議院運営委員会はなし
定例金曜日ですが、本会議はなく、また、今国会に限れば珍しく、金曜日の議運理事会もなかったようです。来週水曜日がいよいよ当初会期末になります。
【衆議院厚生労働委員会 きょう令和3年6月11日(金)】
体育大会ラストの整理体操のような一般質疑。長妻昭筆頭理事の質問は、コロナとオリンピック。年金の話はほとんど世論が反応しなくなっており、与野党双方の政策が浸透したと。
【衆議院北朝鮮による拉致問題に関する特別委員会 同日】
【参議院北朝鮮による拉致問題に関する特別委員会 同日】
連休前の、加藤拉致相、茂木外相、小此木国家公安委員長の所信的あいさつに対する質疑がなされました。
【衆議院経済産業委員会 同日】
リベラル系と表現される議員が脱原発などを問う一般質疑ですが、きのう、東芝の第三者委員会が、車谷前社長が菅さんに「改正外為法でつかまらないんだろ」ときょねん連休明け初日にキャピトル東京ホテル「オリガミ」朝食会で言われた疑惑の報告書を発表。東芝と官邸と経産省と自民党を揺るがすスキャンダルになるかもしれません。
【参議院本会議 同日】
画期的。
まず、有村治子さんらが提出した決議案を松沢成文さんが登壇して説明。中華人民共和国の影響が強いとされ、WHO世界保健機関について、台湾が、年次総会にオブザーバー参加を求める決議案。松沢さんは「台湾がWHOの会議に参加できることは、国際的な利益であることは各国が一致した認識だ」とし、1972年の日中国交の正常化(樹立)及び日華(日台)断交後の49年間でもっとも中国を向こうに回した決議が全会一致で議決されました。
既に衆議院でおそらく同文の決議が採択されている「ミャンマーにおける軍事クーデターを批判し、民主的な政治体制の早期回復を求める決議」が石橋通宏さんから趣旨説明され、全会一致で議決されました。
続いて、総務大臣から政策調査の実施状況と結果の反映状況の報告と、それに対する各党質疑がありました。
そして、6法律(案)が成立し、2議案が承認。すべて衆議院先議ですので、きょうの参議院本会議で議了します。
「災害時・パンデミック時における病院船の推進法」(204衆法20号)
「日本国憲法改正手続きのための国民投票法の改正法」(196衆法42号)の衆議院修正
「北朝鮮経済制裁のための特定船舶入港禁止措置」(204承認2号)
「公共建築物における木材利用促進法の改正法」(204衆法30号)
「北朝鮮経済制裁のための輸出入禁止措置」(204承認3号)
「特定B型肝炎ウイルス感染症給付金支給特別措置法を10年延長する改正法」(204閣法22号)
「中小事業主が行う事業に従事する者等の労働災害に係る共済事業に関する法律」(204衆法33号)
「医療的ケア児及びその家族に対する支払に関する法律」(204衆法34号)。
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