【第49回衆院選】榛葉賀津也氏、連合との政策協定は国民民主党単独と明言、立憲民主党は「消費税減税」「原発ゼロ」より強く主張へ、玉木代表は岸本選対委員長ともに路線対立と距離か

[写真]榛葉賀津也氏、ことし4月、宮崎信行撮影。

国民民主党幹事長をつとめる、参議院議員(静岡2025年改選定数2)の榛葉賀津也氏はきょう7日、衆議院内で記者会見(隔週1回)を開き、「我が党は連合と積極的に政策実現のための政策協定を結ぶ方向に決定しました。これは連合と我が党の政策協定です。いわゆるバイの形で」と語りました。榛葉氏個人の考えではなく、両院議員総会の決定だと主張しました。

連合本部は立憲民主党本部と国民民主党本部の3者の政策協定をめざしていましたが、国民民主党幹事長はこれを拒否したかたち。

神津里季生会長が財政制度等審議会委員を連合は「持続可能な財政」などの文言を入れたい意向。十数年来の永田町・霞が関文学では「持続可能」は消費税率を上げる方向のもの。

このため、枝野幸男代表ら立憲民主党は「消費税時限的5%引き下げ」「原発ゼロ社会の早期到来」を連合に飲み込まされる可能性が出てきました。

小選挙区ごとの、政策協定では、国民民主党を支持する労働組合の単組が立憲民主党公認候補を支援することがあるでしょう。

一方、かつての民社党でも3議席ほどをとっていた都議選で、候補者4人が惨敗したことを受けて岸本周平選対委員長は「野党でありながら具体的 な 政策を与党に提案し、 問題を解決してきた 国民民主党の実績 が 、 都民の間に 浸透しているとは言い難い現状が明らかとなった。 地元において日頃より有権者と接していく 地道な 活動の重要性を改めて痛感したところである」とするコメントを発表。玉木代表の信頼があつい岸本選対委員長としては、参議院議員会館・神田駿河台での路線対立から、距離をとるかまえを明確化しました。玉木代表も同じ思いでしょう。枝野代表も、榛葉氏を気にしないで調整できるので、きょうの榛葉発言は三方よしといったところです。

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