【2020/9/17】【立憲民主党】現職と「1人だけ総支部長」全員公認いたします明言、福山哲郎・幹事長、旧立憲の債務は全額繰り上げ返済したと明かす

[写真]新・立憲民主党の福山哲郎幹事長、衆議院第二議員会館、きょう2020年9月17日撮影。

●現職・総支部長全員公認へ

新・立憲民主党(おととい結党)の福山哲郎幹事長はきょう17日の定例記者会見で「現職はもちろんのこと(小選挙区で)見かけ上1人しかいないところは当然にして公認候補者だ」と語り、次期衆院選で現職全員を公認する考えを明示しました。

●一本化は、平野・福山・事務局で

福山さんは、「きのうから我が党内の一本化について協議を始めた」とし、旧・国民民主党幹事長だった、平野博文・新立憲選対委員長(代表代行兼務)と事務局で協議を始めたと明かしました。

●大島敦・組織委員長が全国行脚

10前後ほどある同党内の競合選挙区では「公認は党本部、常任幹事会決定だ。対話、対話でのぞんでいく」と語り、大島敦組織委員長(旧国民)に小選挙区や亀裂がある県連を回ってもらい「当面の間は執行役員会に出席して報告してもらう」としました。

●旧立憲の債務は全額繰り上げ返済

旧立憲の2017年10月の結党と衆院選で、会社経営者らの個人から借り入れた債務については「分割で返済していたが、残金は繰り上げて返済させていただいた。最後の清算の中で、政党交付金ではないキャッシュフローの中で、返済していったん整理をさせていただいた」と語りました。

民間同士の金銭消費貸借契約書のひな型では、通例、債務者側の権利として、返済期間中でも、期間中の利息総額を上乗せすれば、債務者はいつでも全額返済する権利があるとの条項を入れるのが通例で、その条項を活用した、と思われます。

福山さんは「旧・立憲民主党が3年前に結党したとき、借入金でやらないと、とうてい選挙がおぼつかないときに、融資の手を差し伸べてくれました。銀行も結党当初は全く貸してくれませんでした」と振り返りました。

●旧国民の分割、福山「承知していない」

旧国民民主党は「新・国民民主党」(玉木雄一郎代表)と「民主党」(平野博文代表=今日までに既に解党=)に分割されました。この議員数による分割については「つまびらかに承知していない」と福山幹事長は一点張り。国会議員150人の人数割と得票割によるこれからの政党交付金で運営・選挙が可能な体制と思われます。

このほか、県選管手続きのための「支部証明」の早期発行のほか、旧・立憲ブルーのロゴを使いたいとする支部の調整を急ぐことを確認しました。

●執行役員会と、それに続く常任幹事会の定例日時内定

立憲民主党は、隔週火曜日午後3時を「常任幹事会」の定例日時とし、衆議院議員会館内で開くことになりました。これに先立つ「執行役員会」は毎週月曜日午後5時に参議院本館内で開くことになりました。当面は、「毎週火曜日の午前11時執行役員会・午後5時常任幹事会」とし、全国組織の透明化を図ることになりそうです。

●新・党本部は三宅坂ビル軸に検討

福山幹事長会見の終了後、事務局は新しい党本部については「ふじビル」ではなく「三宅坂ビル」を軸に検討を始めたと明らかにしました。

以上です。

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