菅で一本化の「規制改革推進会議」2年目は「子育て・教育・働き方WG」新設、2021年12月中間報告、2022年6月最終報告、WGは金丸恭文外れるも、夏野剛ら「WG意見を表明し親会議には事後報告」権限

[写真]たまたまアニメ風に撮れた内閣府(中央奥)と衆議院第一別館(左)、先週2021年8月18日、宮崎信行撮影。

規制改革推進会議と未来投資会議を菅首相が一本化した規制改革推進会議の会合がさきほど開かれました。令和3年12月に中間報告、令和4年6月に最終報告をまとめることになりました。このうち地域限定正社員など「多様な正社員」について、厚生労働省の研究会でとりまとめることになりました。

ワークンググループ(WG)は、デジタルWG、経済活性化WG、子育て・教育・働き方WG、医療・介護WG、農林水産WGが設けられました。

従来と比較すると、「子育て・教育・働き方WG」が新設され、メンバーの過半数が女性となりました。

「農林水産WG」は未来投資会議の金丸恭文さんは外れる見通し。但し、住田智子専門委員という方は、金丸さんが社長を務めるフューチャー株式会社の執行役員だそうで、デジタルWGに配属されました。おそらく、途中から、フューチャー株式会社の窓口を使って、漁業法の改正などの要望を集めていたと推測されますので、何らかのルートは残りそうです。

私が一度も呼んでもらったことがない「ニコニコ生放送」「ニコニコ動画」のドワンゴの夏野剛社長は「デジタルWG」「経済活性化WG」の2つに所属。きょうの親会議で、WG座長は意見を発表でき、親会議には事後報告でいいことが決まりました。夏野社長が来週のデジタル庁発足で、盟友の平井大臣の援護射撃などで物議を醸す報道がされるかもしれません。

多様な正社員に関して厚労省に検討を要請するのは、安倍・菅政権による2015年改正労働者派遣法や働き方改革実行法などで、雇用の流動化と、労働者の分断、女性を中心とした非正規の賃金抑圧がされてきましたので、気になるところです。

100日以内にある第49回衆院選で菅首相率いる自民党が政権を失った場合は、雲散霧消することもありそうです。アタマの良い民間人は、既得権益の法律化に活路を見出すような、知性の使い方はやめてほしい。恥を知れ。

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