内閣不信任決議案あす提出、野党4党(維新除く)の党首会談で即決 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下で菅内閣にあいくち

[写真]直近で最後の可決となった1993年6月18日の内閣不信任決議を主導した小沢一郎立憲民主党衆議院議員、きょねん8月、宮崎信行撮影。

枝野幸男・立憲民主党、志位和夫・共産党、玉木雄一郎・国民民主党、福島みずほ社民党の野党4党(維新除く)の党首はさきほど午後6時15分という深い時間から会談。

あす、令和3年2021年6月15日(火)に衆議院に「本院は菅内閣を信任せず、右決議する」との内閣不信任決議案を提出することを決めました。

新型コロナウイルス感染症の特措法での緊急事態宣言下で召集され、緊急事態宣言下で当初会期末を迎える第204回通常国会は、第49回衆院選に向けて野党共同が菅内閣にあいくちを突き付ける、最高潮でクライマックスを迎えます。

内閣不信任案はあす午後1時以降に、すべての議事に先行して議題になります。そのため、参議院で成立していない3つの法案(土地規制、郵便投票、宇宙)のうち1つ程度が審議未了で廃案になることもありそうです。

内閣不信任案は過去4回可決。直近では、1993年6月18日に「ミスター政治改革」こと羽田孜・小沢一郎・岡田克也さんや土井たか子さん、山花貞夫さん、中野寛成さんらが賛成して可決し、その夜に憲法第7条及び69条で衆議院を解散し、細川護熙参議院議員が衆議院に鞍替え初当選で首相になり「平成5年政治改革4法(改選公選法と政党助成法など)」を成立させる政治ドラマにつながったのが最後となっています。ちなみに志位和夫さんは既に書記局長なのに当時は衆議院議員ではありませんでした。これから28年ですから、子が親になり、親が祖父母になるだけの時間が経ちました。

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