【7/5】都議選自民大敗で閉会中の静かに衆院選の波乱くすぶり政局続く、「熱海土石流」は閉会中審査開催合意

前夜は「都議選敗北に揺れる永田町」と報じられましたが、その時間、夜9時、参議院議員会館=筆者撮影=には人っ子一人いませんでした。そりゃそうですよね。

菅首相らは官邸に「令和3年7月1日からの大雨対策本部」を設置、とくに土日(土)の熱海市の土石流で現在も100名以上の安否を確認できないことで情報を共有しました。この件では、赤羽大臣・中山副大臣らが演説を中止しながら、小泉環境大臣が演説を続けたことで一部の批判もあります。ワクチン接種での突然の供給遅れ表明とともに、都議選での自民党の実質敗北(4年前の小池・都民ファブームからの失地回復できず)の遠因の一つともなったようです。

安住淳国対委員長は、森山裕国対委員長と電話し、衆参の災害対策特別委員会の閉会中審査の開催で一致。まずは理事懇を開くことになりました。

熱海土石流では、施行直後の改正災害対策基本法による避難指示で出ていませんでした。災害後に視察した静岡県副知事は「逢初川上流部の山林開発が原因になった」と明言しており、ソーラーパネル設置と周辺の盛り土・産廃と不動産開発会社の責任も問われそうです。

水曜日(7/7)は衆議院厚生労働委員会、木曜日(7/8)の参議院厚生労働委員会はコロナ現状の閉会中審査。できれば、厚労相だけでなく、コロナ相、ワクチン相、さらには総務相がそろっての、事前調整なしの各省の情報を同時に聞きたいものです。

さらに7月8日(木)に衆参の議院運営委員会が開かれる公算が高まりました。こちらは新型コロナ特措法によるまん延防止等重点措置の期間変更などで、東京オリンピックの閉会式後まで都のまん防が続くことになりそうです。「人類がコロナに打ち勝ったあかし」とは到底言えません。自民党政権は真摯な釈明が求められますが、衆院選・総裁選まで、何をいってもどうにもならない、というのが自民党有力者の本音かもしれません。

以上です。

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