安倍晋三前首相4年前の「こんな人たち」を謝罪しつつ「スガ」の固有名詞を一切言わずに多摩の雨霧に消える

[写真]演説する安倍前首相、西武線「田無」駅近く、きょう、宮崎信行撮影。

都議選は来週日曜日に投票日を迎えますが、ほぼ4年前の2017年7月1日の「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない」の発言の主、安倍晋三・前首相がきょう2021年6月30日、多摩各地の自民党都議候補の応援演説をし、謝罪しました。

安倍さんは「候補者は38歳、私が衆院に初当選したのも38歳だ」としつつ、「男女間の賃金格差は改善した」と実績を強調しながらも「まだ足りないかもしれないが」と政権に対する批判を意識した演説をしました。

ところが、安倍さんは複数の会場でまったく「菅義偉首相」の名前を全く出しませんでした。官房長官をつとめ続けた後継者なのに「スガ」が嫌いなのか、それとも「スガ」と言及すると、候補者の力が落ちると認識しているのか。あるいは。

総選挙に前後した自民党総裁選も含めて、安倍派立ち上げや首相再登板の噂もあるので気になるところですが、きょうのところは、演説後、候補者・衆院議員らと握手しただけで、多摩の雨霧に消えていったので分からずじまい。


[写真]安倍前首相、西武「田無」駅近く、同。


[写真]「お前が国難」「108回の嘘」など安倍前首相を批判する人たちは少数にとどまった、東京・JR「国立」駅前、同。


[写真]ツイキャス配信をする野田草履さん、東京・JR中央線「国立」駅前

またきょうはウェブ・アプリを通じたインターネット動画配信サービス「ツイキャス」において、トップ、少なくともベスト3位に入るインフルエンサーの「野田草履」さんが生配信をしていたので、あいさつできました。(野田草履さんのきょうの配信)。常時2000名前後が視聴していたようですが、ツイキャスは演説会場をはしごする際に、電車の中で話し続けないと、視聴者数を維持し続けられないので、度胸も必要かもしれません。

立憲民主党の記者会見の後に、フリーの横田一さん、フランス10の及川健二さんと取材に行きました。現地では、フォトジャーナリストの堀田喬さんとも遭遇。現地にルポライターの畠山理仁さんもいた、と聞きました。帰りに西武新宿で、横田さんや及川さんと情報交換できて、よい一日でした。フリーランス・独立メディア主宰者が日本の民主主義を守らないといけない状況がさらに強まりつつありますので、衆院選に向けて、私もがんばります。

私の記事は以上です。

都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは「やめろ!」「帰れ!」の嵐!怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も!安倍総理は市民を指差し「こんな人たちに負けない」逆上! 17.7.1 

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