白真勲さんの演説中に寝落ちしてしまい、公開が遅れましたが、「土地規制法」が可決・成立。第204回通常国会の審議は実質終わりました。
【参議院本会議 きのう15日(火)からきょう2021年6月16日(水)にかけて の第4ラウンド】
第4ラウンドは「重要施設周辺及び国境離島における土地等の利用状況の調査及び利用の規制に関する法律」(204閣法62号)が起立採決。立憲・共産の反対、自公国維の賛成多数で可決し、成立しました。これに先立つ討論は、内閣委員が立ちました。
【参議院本会議第3ラウンド】
第3ラウンドは「水落敏栄・議院運営委員長解任決議案」。趣旨弁明は、吉川沙織(吉川さおり)さんが立ち、「各会派に耳を傾けた」ものの、土地法案で態度が変わったとしました。また、吉川さんは法案(新法)の「政令への包括委任規定」を批判し、現在8割以上の政府提出法案をしめる「束ね改正法案」も批判しました。また「重要広範議案」という言葉は平成13年にできた言葉だそうで、私個人の長年の疑問が解消されました。議会運営に関しては特筆すべき演説原稿で、その会議録は、参議院事務局新規入局者の教科書になりそうです。宮崎個人としても、吉川議運筆頭理事とは問題意識がシンクロナイズドされてきましたが、吉川さんは内閣と参議院事務局にまとめてもらえますので、はるかに深い。そりゃ束ね法案の数は、内閣に答弁書で数えてもらうしか方法はありません。私は年次税制改正法が最大の束ね法案であり、シンプルにできないかと感じます。私は民間人ですから、あまり国会議員の表決権という言葉は、関心ありません。
記名投票採決の結果、否決されました。
●この後の予定
衆参とも会期末処理ができそうです。このうち、衆議院法務委員会で「入管難民法改正案」(204閣法36号)の閉会中審査の手続きをとるかどうかが注目されます。技能実習生の法律の施行後2年後見直し規定とあわせた、省内の再検討がのぞましいでしょう。衆議院総務委員会も「放送法改正案」(204閣法39号)をどうするか。このあたりはこの後に公開する記事で書いていきます。
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