【あす閉会中審査】デルタ株で中等症も自宅待機、田村大臣・尾身会長に衆議院厚生労働委員会閉会中審査

[写真]ビフォーコロナの夏にマスク無しで財務省前に立った3年前が懐かしい。

国会は、あす(8/4)午前10時から、衆議院厚生労働委員会の閉会中審査があります。あさっては参議院。あすは、自民党は選挙に弱い議員が登場。一方、立憲民主党は、小選挙区での当選圏内だとの観測もある5人組が登場。一気呵成に攻めたいところですが、まずは、田村大臣・尾身会長に「デルタ株とはなんぞや」と病気に関する質問が中心となりそうです。

菅首相は、およそ100日前の記者会見で「希望する高齢者に、7月末を念頭に各自治体が2回の接種を終えることができるよう、政府を挙げて取り組んでまいります」と語りました。その7月末。内閣官房コロナ室のホームページに載った、7月末の状況では、高齢者で2回目が75%、1回目が85%となりました。実際に接種したのに「VRS」への打ち込みが遅れていることもあるでしょう。「希望する人の割合」の数字はありませんが、朝日新聞1面トップによると、高齢者で8月の予約を取った人もいることから、首相の「公約」は達成できなかったといえそうです。そもそも100日前の記者会見で「ゴールデンウィーク明けまでには約700万回分、それ以降は毎週約1000万回分を全国の自治体に配布」するとしています。だったら、8700万回のはずなのに、首相は「6月末までには合計1億回分を配布」と計算を間違っています。この東大法学部卒財務官僚も含めた数学の弱さが日本の弱さだと考えます。


[写真]けさの朝日新聞1面トップ。

世界を見渡すと、中東の産油国でも意外と接種率が遅れていますが、G7でお、アジアでも日本は平均より以下です。首相は訪米時に電話会談だった、ファイザー社のブーラCEOがオリンピック開会式に出席した機会を得て、迎賓館で会談。しかし、アスリートへの協力だけで、日本への供給は何一つ得られませんでした。ユダヤ人ホロコーストで2000人だけ生存脱出できた父母を持つブーラさんだけに、日独伊3極同盟を引き継ぐ政体の岸信夫防衛大臣の菅ジャパンに報復をしていることは間違いありません。

もう一つの問題は、東京都などの感染爆発できのうの関係閣僚会議で一部地域は中等症も自宅待機だとしました。これに対して、きょう枝野幸男代表は「自宅放棄だ」とし、山口那津男代表も官邸で首相に首をさしました。解散総選挙まで引きづる話にはならなそうですが、街の憤りはマックスで、逆・同調圧力の日本が露出しだしました。

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