東京16区(江戸川区の大部分)では、自民党細田派現職の国土交通副大臣・大西英男さん(75歳・3期)、立憲民主党新人の水野もとこ(水野素子)さん(51歳)、共産党新人の太田彩花さん(26歳)、N党新人の田中健さん(55歳)、無所属で元職の中津川博郷さん(72歳)の5人が立候補を準備しています。
きょうは、「水野もとこを励ます会」が葛西区民館大ホールで開かれました。枝野幸男代表は「私は自民党総裁選の4人の誰よりも若い」と語りました。水野さんは「男性現職(大西英男さん)の背中が見えてきた」と述べ、聴衆の応援を求めました。
東京都区選出の塩村あやか(塩村文夏)参議院議員は「女性にしかできないことがある。国会では、野党でも質問すれば政府が動いてくれるが、それは野党第一党でないとできない」とし数を増やすべきだと強調しました。
笹本ひさし江戸川区議は「私は16区ではない江戸川区だが、コロナ対策は区役所が中心だ」と水野さんに期待しました。
滝沢やすこ(滝沢泰子)江戸川区議(3期)は「枝野代表やみなさんもご存知だと思うが、私は民主党で初当選し、その後、無所属となった」とし、福祉の専門家としてコア支持者から「聖母」と呼ばれながらも無所属としては2度目の選挙ののち4年間浪人したことを惹起。前回の統一地方選1か月前に旧立憲に入党した経緯を「やはり政権交代ある政治が必要だと思う」と述べました。
[写真]立憲民主党の滝沢やすこ江戸川区議。右は同党の枝野幸男代表。
第25回参院選では塩村さんが旧立憲公認、水野さんが旧国民公認で出馬し、塩村さんが当選。塩村さんはその前はみんなの党の都議でした。笹本さんと滝沢さんは旧民主で、滝沢さんは、総支部長の初鹿明博元衆議院議員とたもとを分かつ形で、無所属だった時期もあります。
このためこの会合には、旧立憲、旧国民、旧みんなが揃って集まったことになります。
新型コロナウイルス感染症のこの日の都内での感染者は500人台まで減りましたが、緊急事態宣言中なので、十分な感染対策をして開かれました。
東京・地方、自民党・リベラル関係なく、政治集会の高齢化が顕著にみられる傾向がありますが、きょうの会場は平均年齢は50歳程度と推測され、最近にしては若さあふれるメンバーにみえました。配布資料として、事務所開きは10月8日(金)、公選葉書が20枚配られました。
開催時間中に、現職の大西・国交副大臣はツイッターで「江戸川区内の党員党友の皆さんへの、高市早苗候補への党員投票をお願いする電話掛けが一巡いたしました。
当初は、高市早苗候補の名前を知らない党員の方もいたほどでしたが、電話掛け後半では、随分と名前も政策も浸透してきた印象です。」と発信し、自分の選挙より、自民党総裁選の発信をしました。
2009年の選挙のときは、小沢秘書軍団が全国に散らばりましたが、薄給ということもあり、今は維新の市議や、自民党の埼玉県議などをしています。今回は、選対委員長の役割を平野博文さんに任せた、枝野・平野職員軍団として、新人には個別にサポートするかたちとなっています。そのため、「水野もとこをはげます会」という、やや竹下派風味のタイトルとなったようです。
さて、東京16区の有権者の判断はどうなるでしょうか。
以上です。
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