【6/8】あすの党首討論に関心高まりつつも、きのうの日教組参議院議員会長が異例のテレビ出演で野党終戦、郵便投票法案の10日採決で折り合い

[写真]参議院本会議場のステンドグラス、4年前の2017年撮影。

「3日間延長論」も浮上しています。

菅原一秀・前衆議院議員が略式起訴され、有罪・公民権停止が確実となりました。東京9区は、生産緑地の法的根拠がなくても有効な練馬区特定生産緑地に203カ所が指定されるなど、既得権益色が強くなっており、都議選への影響も注目されます。

郵便投票法案で「条」と「項」を書き間違えるというあり得ないミスが発覚し、本会議で延長動議。しかし、あさっての本会議で正誤表付きでの採決を国対が折り合ったようです。だったら、あす午後4時からの枝野幸男代表と菅義偉首相の党首討論の後に、内閣不信任案を速やかに出すことは無いというようにも受け取れます。きのう書かなかったのですが、日教組組織内の水岡俊一・参議院議員会長がテレビ入り第一委員会室に登場しました。本会議と違い、輿石東さんは第一委員会室は後輩に譲っていたと思います。那谷屋正義さんの国対委員長更迭同様に、テレビ入りの見返りに、日教組の指定席・参議院副議長室を明け渡すつもりならば大歓迎ですが、私は個人的にこの2年間、日教組・日退教構成員に生涯続く私怨を持ったこともあり、経団連・日教組はこの世から消えてほしいと思うし、こんな会長のもと参議院野党が閣法成立率95%以上が既に確定してしまったのはやむを得ないだろうとしかいいようがありません。

それと、月曜朝9時半のJOC日本オリンピック委員会の経理部長自さつをNHKが報じない闇も生じています。埼玉県立浦和高校、法大を経て、堤義明さんが経営した西武鉄道グループ総本山「コクド」に新卒で入り、JOCに転じていたようです。堤さんは偉大な民間人。バスの屋根に番号が書いてあり堤社長がヘリで監督していたし、逮捕された取締役の手錠が止まらずに拘置所職員が都内の精神科病院に電話で対応できるか問い合わせたこともありました。それは堤さん特有の採用術であり、鉄道輸送従事者に自発性が求められることはないと思いますが、経理部長自さつをNHKが報じないのは、これは闇。

【参議院内閣委員会 きょう令和3年2021年6月8日(火)】

「土地規制法案」(204閣法62号)が小此木担当相から趣旨説明され、そのまま対政府質疑がありました。みんな冷たいので忘れていますが、10年前に、当時の与党・行田邦子参議院議員が菅直人首相(代表)に「日本版エクソン・フロリオ条項が必要だ」と働きかけたのが発端です。

次に「政治分野における男女共同参画基本法の改正案」(204参法 号)が委員長から起草され、質疑・討論無く全会一致で起草すべきだと決まりました。内容は、マタハラ・セクハラを法律に書き込んで政党の研修を努力義務とするなど。今国会での成立は確実で、参法の成立はこれ一つとなりそうです。ところで、朝日新聞がこの議員立法が今国会で成立しない見通しだと報じ、これを、同社の南彰記者(前新聞労連執行委員長)が断定調で引用ツイートしていました。ともに誤りだったことになります。この場合は、株式会社朝日新聞社と南記者個人の両方に不法行為責任が発生すると思いますが、その割合はどうなるのか、会社は法的に整理できていないのだろうと感じます。私はレガシーメディアの記者が個人アカウントで報道をすることは、経済的観点から反対です。読売新聞の記者は一人もやってないじゃない。

【衆議院本会議 同日】

「ミャンマーでの軍クーデター非難決議」が初めて出され、全会一致で採択されました。

「公共建築物における木材利用促進法改正案」(204衆法30号)が可決し、参議院に送られました。

「北朝鮮経済制裁のための輸出入規制承認案」(204承認3号)が承認されました。

「改正銃刀法」(204閣法37号参先議)が可決し、成立しました。

「中小事業主が行う事業に従事する者等の労働災害に係る共済事業に関する法律案」(204衆法33号)が可決し、参議院に送られました。

「医療的ケア児及びその家族に対する支払に関する法律案」(204衆法33号)が可決し、参議院に送られました。引退する荒井聡・元国家戦略担当大臣がまとめました。

【衆議院総務委員会 同日】

総務省情報流通行政局などと東北新社、NTTグループとの接待問題の報告書に対する質疑がありました。3月と同じく、武田大臣と原官房長が答弁。繰り上げ当選した立憲民主党の弁護士の松尾明弘さんは武田大臣の2・3月の答弁がまどろっこしかったことを指摘しました。

【参議院文教科学委員会 同日】

「東京オリパラ特措法改正案」(204衆法21号)を可決すべきだと決めました。

【参議院厚生労働委員会 同日】

「特定アスベスト建設業務労働者被害給付金支給法案」(204衆法28号)を可決すべきだと決めました。

「ILO105号強制労働廃止条約を批准するための国内法整備法案」(204閣法22号)が共反対で可決すべきだと決まりました。

「特定B型肝炎ウイルス感染症給付金支給特別措置法改正案」(204閣法22号)が可決すべきだと決まりました。10年延長。代行事務手続きをする社会保険労務士の事務所のネット広告が出ています。面倒な人は頼んでみてもいいかもしれません。社労士による申請代行で、障害年金の毎年の更新で10万円の手数料を取っている事務所があり「悪徳ではないか」とのSNS投稿もありますが、それでも、70万円ほどは申請者の手元にキャッシュが残ることになります。一度確定させて、その後に、人脈断捨離をしていくかたちがいいでしょう。

【参議院農林水産委員会 同日】

「鳥獣被害防止特別措置法改正案」(204衆法26号)が可決すべきだと決まりました。

【参議院経済産業委員会 同日】

「産業競争力強化法改正案」(204閣法23号)を可決すべきだと決まりました。でも、政策減税の法定化はなるべく少なくしましょう。ところで、私は、反自民党支持者なのですが、甘利明さんがまとめて3月に成立した改正地方税法で、ことしの固定資産税が7万円も浮きました。都市計画法の用途地域が地価が上下しやすい性質の土地を持っており、3年ぶりの評価替えでかなり上がっているのですが、ことしだけ据え置きということで、7万円も浮きました。毎年の公示地価は当然見ていますが、3年まとめて評価替えするとけっこうな上昇率になります。言い方を変えればわずか1年で7万円増となりますが。さはさりながら、反自民党支持者なのにごちそうさん、と言ったところです。ちなみに9割の自民党支持者の土地と建物は5年前と評価が変わらないので、そもそもこの法律のメリットもデメリットもないと思われます。

【参議院国土交通委員会 同日】

「水循環基本法改正案」(204衆法25号)を可決すべきだと決めました。

【参議院環境委員会 同日】

一般質疑がありました。

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