【第49回衆院選】市民連合と、立憲、共産、社民、れいわが共通政策調印、山本太郎「選挙区調整入る」、共通政策は短め「消費税減税を行い」「脱原発社会を追究する」の表現に

[写真]市民連合の山口二郎さん(右奥2番目)と、左奥から、立憲の枝野・福山、共産党の志位・小池、社民党の福島・服部良一(元議員)、れいわの山本太郎代表ら、きょう2021年9月8日、参議院議員会館内で、宮崎信行撮影。

2016年参院選や、2021年春の補選などで野党の接着剤となっている「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は、立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の立憲野党4党首と共通政策で合意し、調印しました。


[写真]市民連合との調印後に記念撮影する、2列目左から山本、福島、志位、枝野各党首と、前列の市民連合のメンバーのみなさん、きょう2021年9月8日、参議院議員会館内で、宮崎信行撮影。
山口二郎運営委員によると、A4判2枚の「共通政策 命を守るために政治の転換を」では、ボトムアップで、ジェンダー平等の家族・雇用法改正や子育てなどの公的支援拡充を初めて柱立てしました。

そのうえで、「消費税減税を行い」と初めて消費税について言及し、「原発のない脱炭素社会を追求する」と表現しました。これについて、会合後に、山本太郎れいわ代表は、路上でぶら下がりに応じて、消費税廃止の党公約は維持するものの、次の衆院後に「山本首相」にはならないことから、まずは立憲野党4党の議席増をめざす考えから調印したとしました。一方、「追求する」の表現ながら、電力総連・電機連合が応援する国民民主党は前夜まで調整しながらも、参加しませんでした。


[写真]ぶら下がり会見に応じる、山本太郎れいわ新選組代表、きょう2021年9月8日、参議院議員会館外、宮崎信行撮影。

会場は、枝野幸男代表、志位和夫委員長、福島みずほ(福島瑞穂)党首、山本太郎代表のそろい踏みにボルテージが上がりました。山本さんは、福山哲郎立憲幹事長から一本化の協議を始めたいと廊下で声をかけられたと、会合後に明かしました。山本代表は、山口4区の候補予定者以外のれいわ候補予定者は他党と競合することから全部譲るわけにはいかないとしつつも、前向きな姿勢を強調しました。山本さんは衆院選に出馬することを断言しましたが、選挙区は小さい政党であることから、直前に発表することを明言しました。

  会合では、市民連合事務局から、国民民主党とも直前まで協議したことが報告され、参加しないことが残念であるとの認識を、各党首とメンバーに向けて共有がはかられました。

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